伊勢だより

二月二十一日

郷土玩具鉄砲とコマ

 独楽(こま)、けん玉、だるま落とし…伊勢の郷土玩具は、明治の初め頃からお伊勢参りの人々に親しまれてきました。
伊勢玩具は、神路山(かみじやま)などからとれた地元の木をていねいに選びよく乾燥させ、わずかな道具で作る昔ながらの手作業。
刳物(くりもの)と練物(ねりもの)があり、どれも鮮やかな色彩が施(ほどこ)されています。
雷独楽(なりごま)は回すと音が鳴る独特の独楽。
木のぬくもりが見直されるいま、いつまでも大切にしていきたい伝統の玩具です。

伊勢・いすずの里だより

二十四節気・雨水(うすい)

二月十八日 〜 三月四日頃

暖かさに、雪や氷が解けて蒸発し、雨水となって降りそそぐころ。
行きつ戻りつする季節の中で、内宮神苑では、紅梅がほころび始め、早咲きのカンヒザクラも満開。春の息吹を感じます。

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