伊勢だより

十二月二十一日

安乗岬椿

 志摩の安乗(あのり)崎は、太平洋の荒波が寄せる岬です。
海蝕(かいしょく)をうけたその断崖(だんがい)に、白い波頭(なみがしら)を見おろしながら、椿の花が咲き乱れています。
波は荒いですが、このあたりの海流はあたたかい黒潮。
そのためリアス式の志摩の海岸線では、花時もひと足早いのです。
南面の明るい志摩の、花だよりです。

伊勢・いすずの里だより

二十四節気・冬至(とうじ)

十二月二十一日 〜 一月四日頃

太陽が一年中で最も南から射し、昼が最も短い日。
五十鈴川に架かる宇治橋のちょうど真ん中から、冬至の朝、太陽がのぼります。それを過ぎるとお正月を迎えます。一年中で一番夜が長い時期です。

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