安全・安心への取り組み
食品衛生8S活動の取組み
弊社はより安全な食品づくりをめざし「食品衛生8S」に取り組んでいます。
「食品衛生8S」とは、食の安全・安心に関する品質保証の仕組みの土台となる頭文字が「S」の8つの取り組みのことで、「清潔」による食品の安全の確保を目的とした「7S」と設備をあるべき姿に保つための「整備」を柱としています。
「7S」では、製造工程においての「整理、整頓、清掃、洗浄、殺菌」のルールを決め、従業員に繰り返し教育(「しつけ」)を実施し、決めたルール通りに作業を行うことによって工場全体で微生物レベルでの「清潔」を実現します。
「整備」では製造設備の自主的な保全に取り組み、故障ゼロ、不良ゼロをめざすことにより、設備のトラブルによる食品事故を未然に防止するよう努めます。
活動の取り組みとしては、8S委員によって構成される8S委員会において、月ごとにテーマを決め、課題を抽出し、改善を図っています。また、8S委員の他に食品衛生や品質管理等の専門家をアドバイザリースタッフとして外部より招聘し活動しています。
※平成25年9月以前は、「7S活動」として取り組んできましたが、平成25年10月から新たに「整備」を取り入れ7S+1S=8Sの活動としてスタートさせました。
HACCP手法の導入
弊社は、三重県が平成19年7月から平成23年3月まで実施していた「三重県HACCP手法導入制度」に取り組むこととし、平成20年5月に三重県へ取組申請書を提出。
HACCPチームが中心となって活動を推進し、ステップ1からステップ6までの全ての要求項目を順にクリアするとともに、三重県及び伊勢保健所の5回に及ぶ審査を経て、平成22年3月に第1号で認定証の交付を受けました。三重県庁で行われた認定証交付式の様子は、三重県のホームページにも掲載されています。
なお、「三重県HACCP手法導入制度」は食品関係事業者がHACCP手法(※)に基づいて行う衛生管理について、三重県が確認、評価及び認定する制度で、これにより食品関係事業者が自主衛生管理を促進し、高品質で安全な食品を提供することを目的としています。平成23年4月から、より多くの事業者が取り組むことができるよう、飲食店営業の方も参加できる「三重県食品の自主衛生管理認定制度」に変更されました。
※HACCP手法とは食品の製造工程の中で、重要管理点を明確にし、管理・制御することで、最終製品の安全性を確保するという管理手法のことです。
ISO22000認証取得
株式会社赤福はお客様に安全で美味しい「お土産商品」をお届けし続けるために、工場の生産ラインだけではなく、原料の購入・開発・生産・配送・販売に至るすべての工程を対象にした食品安全マネジメントシステム(ISO22000)の構築に取り組み、第三者機関「日本規格協会ソリューションズ株式会社」の審査により認証されました。
(登録番号JSAF022 登録日2011年10月24日)
さらに、弊社の喫茶店舗にてご提供しております「喫茶商品」へ同じシステムを拡大することに取組み、同審査機関により認証されました。
(登録番号JSAF022 拡大登録日2013年6月24日)
登録範囲:和生菓子の商品開発、製造、販売および喫茶提供(五十鈴茶屋商品を除く)
※登録証の画像をクリックするとPDFファイルが開きます
これからも食品安全方針のもと、構築した仕組みを地道に運用し、改善しつづけ、お客様に安心していただけるよう努力してまいります。
※ISO22000とはISO(国際標準化機構)の専門委員会が作成した国際規格で、最終消費者の食品安全を確保するための食品安全マネジメントシステム(FSMS: Food Safety Management Systems)のことです。この規格は食品に直接関わる食品製造業はもとより、飼料製造、輸送、保管等の食品に関わるフードチェーン全体の組織を対象としており、食品安全のために必要な事項を規定しています。